【読書メモ】LIMITLESS【拡張版】 超・超加速学習: 人生を変える「学び方」の授業

LIMITLESS[拡張版] 超・超加速学習―人生を変える「学び方」の授業

LIMITLESS【拡張版】

  • タイトル:LIMITLESS[拡張版] 超・超加速学習: 人生を変える「学び方」の授業
  • 著者:ジム・クウィック著/三輪 美矢子訳
  • 出版社:東洋経済新報社
  • 規格:ISBN:9784492800973 / サイズ:四六/並/528頁
  • 発売日:2024年7月31日

読書メモ

著者は、幼稚園の時に不慮の事故で、脳挫傷で入院。それ以来集中力が大幅に落ち、集中することや覚えることが難しくなった。高校生の時、教師から「脳が壊れた子」と言われていた。落第寸前の状況に追い詰められ、担任から両親が呼び出される。追加課題を提出し、レポートの出来がよければ単位をとれる点数をくれるという提案があり、チェレンジした。テーマは「レオナルドダビンチとアルベルトアインシュタインの生涯と功績を比較してレポートにまとめる」というものだった。

興味深かったのは、アインシュタインもダヴィンチも学習困難を抱えていたことを知ったことだった。レポートは完成したが、教師の思いがけない心のない行動でそのレポートは提出しなかった。彼は、自尊心と誇りの大部分を捨てた。そんな中であったが、どうにか地元の大学に進学した。

大学生活で自分の人生をリセットできると夢見ていた、だが現実は高校時代よりも授業についていくのはむずかしかった。無駄な学費を使っていると思い、ついに大学を退学を覚悟する。

大学の友人に打ち明け、友人の自宅に招待された。友人の父親との出会いがきっかけで人生の転換が訪れる。勉強の意欲が戻り毎日図書館に籠る生活を送っていた。ある日、疲労困ぱいし気を失い階段から落ちて、また頭を打ち病院に運ばれた。

看護師が運んでくれたお茶の入ったマグカップにプリントされていたアインシュタインの「いかなる問題に、それを作り出したときと同じレベルの意識では解決できない」という言葉から自分自身に新たな問いを見つけた。自分にあった学び方を知らなかったことを知った。

それから「学び方を学ぶ」といことに取りつかれ、成人学習論、多重知能理論、神経科学、自己啓発、教育心理学、速読、古代の記憶術など謎説に夢中になった。2ヶ月ほどたったころ、集中力が高まるようになった。注意力が散漫になることもなくなった。記憶力も高まった。この本は、彼が得た学習法を詳しく解説された本です。

そして彼は、20年間、脳をアップグレードして、早く学ぶための心構え、動機付けと方法を開発し、多くの方に教えている。

私は、本書に紹介されている多くのメソッドを多くの時間費やして、1つ1つ挑戦してみたいと思っています。

もくじ

  • PART1 リミットレスへの冒険
    • 第1章 僕がリミットレスになるまでの物語
    • 第2章 リミットレスに立ち塞がる現代版「悪の四騎士」
    • 第3章 脳はアップグレードできる
    • 第4章 本書から最大限のメリットを得る方法
  • PART2 リミットレス・マインドセット
    • 第5章 「自分には限界がある」という思い込みを打ち破る
    • 第6章 学習にまつわる迷信を吹き飛ばす
  • PART3 リミットレス・モチベーション
    • 第7章 心に火をつける「目的」を見つける
    • 第8章 脳の燃料補給とメンテナンスを行う10の方法
    • 第9章 小さな習慣が人生を変える
    • 第10章 「フロー」に入り極限のパフォーマンスを発揮する
  • PART4 リミットレス・メソッド
    • 第11章 集中力を高める技法
    • 第12章 学習効果を最大化する7つの習慣
    • 第13章 短時間で大量にインプットして忘れない記憶の技法
    • 第14章 誰でも読書スピードを速くできる速読の技法
    • 第15章 指数関数的な進化をもたらす思考の技法
  • PART5 リミットレス・モメンタム
    • 第16章 新たな仕事の環境で最良の成果を上げる
    • 第17章 脳のタイプを診断できる「ブレイン・アニマル・C.O.D.E.」
    • 第18章 食生活を変えて脳のパフォーマンスを最適化する
    • 第19章 人工知能(AI)で人間の知能(HI)を強化する
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